506 遺留分減殺請求をおこなった事案
事案の概要
・Xが当事務所依頼者、Yが遺産分割の相手方、Aが被相続人
・●は、相続人、被相続人ではなく、既に死亡している人、
・○は、相続人、被相続人ではなく、生存している人
・横線は婚姻関係を示し、縦線は親子関係を示す(実線が実親子、点線が養親子)
- ①
- 遺産は、不動産と預貯金
- ②
- 相続人は、被相続人Aと前妻との子である依頼者(X)と、後妻Y1、後妻との間の子Y2~4の5名でした。
- ③
- 依頼者が長年音信不通だった父親(A)に会いに行ったところ、数年前に亡くなっていたことがわかりました。
当事務所の事件処理
受任後、Aの遺言の有無の調査をしたところ、Yらにすべての遺産を相続させる公正証書遺言が作成されていたことがわかりました。
そこで、Y1~4を相手に遺留分減殺請求通知を送りましたが、応答がなかったため、調停を申し立てました。
当初は、相手方が支払いに難色を示していましたが、調停委員を介した説得によって、わずか3回の期日で、解決をすることができました。
以上