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取り扱い事例

237 お独り暮らしの方が経営していた会社を清算し老後資金を増やした事案

事案の概要

一人暮らしのXさんは、ご主人と二人で会社(小売店)を経営していましたが、ご主人に先立たれ、その後は一人で、経営をしてきました。
Xさんには、子供も兄弟もいないことから、相続人になる人はいません。
Xさんは、出来る限りお店を続けていきたいとおもっていましたが、将来、心身が衰えた時の生活をとても心配されていました。

当事務所の事件処理

Xさんの希望を実現するため、Xさんとの間で、任意後見契約を締結し、その任意後見契約の中で、Xさんの後見が開始した時点で、当事務所が清算人となって、会社を清算することにしました。
その後、定期的にXさんと面談していましたが、認知症状が進んで施設に入所し、回復の見込みがなくなった時点で、任意後見をスタートしました。
会社は、Xさんからの貸付によって債務超過状態でしたが、会社所有の不動産があったため、会社所有の不動産を売却し、Xさんへの弁済にあてることで、Xさんの老後資金をねん出することができました。

以上

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